尊敬する母

こんにちは

イマジン・グローバル・ケアの猪狩です。

 

手前みそな話で恐縮ですが、

私が尊敬する母の話をさせてください。

 

母は正義感の強いまっすぐな人です。

 

私が小学生くらいの頃、駅のホームから廃線になっているところにゴミを投げ捨てていた学生に「なんでポイ捨てするの!拾ってきなさい!」といって集団の学生にゴミを拾わせていました。私は当時、恥ずかしいからやめてほしいな~と思っていました。

 

私が小学生くらいの頃、電話で友達と話しているときに、別の友達のことを少し悪く言っていました。電話を切ったあと、母に「なんでその子に直接言わないの?自分がかげで悪く言われたらどう思うの?自分がされて嫌なことは人にするんじゃない」としかられました。翌日その子と話をして、今でもとても仲の良い親友になっています。

 

母は見た目よりも本質をみれる人です。

 

スーパーで100円で買ったTシャツを10年くらいずっと着ていて、化粧っ気も全然ありません。年齢を重ねると意地悪な性格な人は意地が悪い顔に、優しい人は優しい顔に、とだんだん性格が顔にでるようになるなと感じるのですが、私からみると、母はいいシワがきざまれて、とてもいい顔をしています。

 

父の希望でずっと専業主婦でしたが、父親が単身赴任をしてから、ご年配の方むけに(母も年ではありますが)、パソコンの使い方を教えるボランティアをしています。時代が時代なら、バリバリ仕事をしたかったんだろうなと思います。

ずっと専業主婦だった母が、十数人の前に立って講師すると聞いて、

人前で話すの、恥ずかしくないの?と聞くと

「恥ずかしいけれど、伝えたい、という気持ちのほうが強いから」と言っていました。

そのとき、この人は恥ずかしいという表面上の気持ちだけではなくて、本質をみている人なんだな、と思いました。

 

母は自分よりも人のために動ける人です。

 

私は母から大変、つらい、疲れた、といった言葉を聞いたことがありません。

私は小児喘息、アトピー性皮膚炎をわずらっていて、発作やかゆみで眠れないことがよくありました。そのとき母はずっと背中をさすってくれたり、かゆみのある肌を冷やしたりしてくれていました。

いつも家族のために動いてくれていて、自分のことよりも相手を優先することができる人です。

 

母にくらべると、なんて自分はちっぽけなんだろう、とまだまだ未熟です。

年をとったときに母のようないい顔の人になりたいな、と思います。