運動でお酒が帳消しに?

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私はお酒が好きで、
ほぼ毎日結構な量を飲んでいます。

 

最近、以前にもまして、量が増えてきたような気がします。

そこで、珍しく反省して、
量を減らすように心がけています。

 

とりあえずは1日あたり
日本酒でいえば、2合くらいに抑えようかと。

 

推奨されているのは、1日1合以内ですが・・・

そんな矢先に、耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。

 

飲酒による死亡リスクが運動で帳消しに???

ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシンという学術誌に
こんな論文が発表されたのです。

 

研究チームは、イングランドとスコットランドで行われた
40歳以上36,370人の健康調査を分析しました。

 

調査対象者を、運動を良くするグループ、
あまり運動をしないグループ、
その中間の3つのカテゴリーに分類。

 

次に、アルコールの消費量を、
全く飲んだことがないグループ、
以前は飲んでいたグループ、
ときどき飲むグループ、
ガイドライン内で飲むグループ、
危険飲酒グループ、
有害飲酒グループに分類しました。

 

10年近くにわたる追跡調査の結果、
死亡した人は5,735人でしたが、
生涯にわたってお酒を飲まなかった人に比べて、
飲酒量が多かった人の死亡リスクは
あらゆる死因において高くなっていたといいます。

 

また、飲酒量が増えるにしたがって
がんで死亡するリスクも高くなることがわかりました。

 

ところが速歩や水泳などの有酸素運動を週に150分間やっていると、
アルコールによって増加したがんの死亡リスクは
「ほぼ相殺されるとみられる」といいます。

 

また、このような運動により、
飲酒に関係するすべての死因によるリスクも
軽減される結果になったというのです。

 

これは酒飲みには朗報ですね!

私はお酒も飲みますが、
運動もほぼ毎日しています。

運動が、飲酒による健康リスクを下げてくれるというのは、
何とも嬉しい研究結果じゃないですか。

 

とはいえ、調子に乗って飲みすぎることなく、
お酒とは長く楽しい付き合いをしていきたいです。

 

運動だけじゃなく、栄養面からも、
飲酒による健康リスクを下げるものが開発できればと思っています。

 

ブロリコがカイコを実験動物として開発されたということは
ご存知かと思いますが、
私たちはカイコの肝障害モデルというのも開発して、
特許をもっています。

 

肝障害のカイコを使うことで、
ヒトの肝臓に良い健康成分の開発にあたっているのです。

 

どの時代になっても、お酒を飲みすぎて良いことはないかもしれないですが、
そこそこの酒量であれば、健康を気にせず飲める、
そんな時代の到来に貢献したいと思います。