小さいころの夢

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こんにちは。

イマジン・グローバル・ケアの猪狩です。

 

小さいころの夢はなんでしたか?

パイロット、お花屋さん、お医者さん、お嫁さん・・・いろんな夢がありますよね。

 

私が小学生のときの夢は、

「真夏にTシャツ1枚で外を歩くこと」でした。

 

私は生まれつきアトピーを患っていて、

関節などにはとくに症状がひどく、それを隠すため、夏の暑い日でもつねに長袖を着ていました。

友達に暑くないの~?などいろいろ言われましたが、ひどい症状をみせると嫌われちゃうかも、と当時の私は考えていました。

今あの時の自分に話せるなら、「そんなに人はあなたのこと見てないし、そんなことで嫌いになんかならないよ」と伝えられますが、そのころはまだまだ周りの目が気になる年頃。

 

夏の暑い日にいつも長袖。友達にも変な目でみられる。

そのころの私の夢は

「夏に真っ白いTシャツを着て、堂々と外を歩きたい!!」でした。

 

夏場は汗もかき、かゆみがひどくなり、夜眠れない日もありました。

そして秋になる季節の変わり目には喘息を発症し、発作で眠れないことも。

なんで、私はこんな体質なんだろう、と思っていました。

母に「変われるものなら変わってあげたい」と泣かれたこともありました。

母が泣いたのをみたのは後にも先にもこのときだけです。

 

アトピーは命に直結する病気ではありませんが、

生活の質にかなり大きく影響します。

大人になり、今では症状は軽減しましたが、肌がきれいな人をみては、

いいな~あんな肌だったらな~と思ってしまうときもあります。

でも、今は暑い夏、半袖で外を歩いています!

それだけでも幸せです。

 

アトピーを患っていてよかったことは、

小さいことに幸せを感じられること、病気の人の苦しみを少しだけでも理解できることです。

 

体の元気が何よりも一番大切なこと。小さい時からそう感じていました。

 

自分の子供たちはどんな夢をもつのか、とても楽しみです。

「どこへでも行けるし、何にでもなれるよ」というメッセージを伝えていきたいです。