執念の肩車

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こんにちは。

イマジン・グローバル・ケアの猪狩です。

 

4才、16.7kgの息子の話です。

 

ある日、保育園にお迎えにいくと「ママ~、肩車して!」と言ってきました。

ムリムリ、ママは肩車できないよ、今度パパにしてもらって、といっても一向に聞かない息子。

よくよく話を聞いてみると、お友達のTくんのパパがお迎えにきたとき、Tくんをひょいっと肩車して帰って行ったそうなんです。

それをみて、僕もやりたい!と思った息子は、仕事終わりで疲れた母に気づくはずもなく、

「肩車して!!ママ、肩車してよ!!」と猛攻撃。

私は抱っこじゃだめ?と代替案を提案したり、今日は何して遊んだの?教えて!と気をそらす作戦を実行するも、全くきかず、「なんで肩車しないの!?早く肩車して!!」ととまらない息子。

執念深い、もとい、目標達成にむけて突き進む息子は、保育園から家まで約20分ほどの道のりをずっと泣きぐずりながら「肩車!肩車!」と言い続けていました。

息子の気持ちはわかる、でも16キロ越えを肩車は無理だよ・・・仕事終わりで疲れてるんだよ・・・と私はヘトヘトモードへ。Tくんのパパは肩車なんて、余計なことをしてくれて!と何の罪もないTくんのパパに八つ当たりするなんとも心の狭い境地へ(Tくんのパパ、スミマセン)。

やっと家についてごはんの頃には落ち着き、まったく子育ては大変だな~と思ってその日は終わりました。

 

その週末、私が部屋で雑巾がけをしていると、ダダダっとかけてくる声がして、後ろからギューッとされ「だーれだ?」と息子が声をかけてきました。

ちなみに、後ろからギュッとされて「だ~れだ?」といわれるのは恋人同士の待ち合わせでは胸がときめくかと思われるのですが、全力でかけてくる4才児にやられても、「重い」としか思えません。

 

重い、重いよ~といっても通じるわけはなく、ママ山を登りつめる子猿。

首の辺まできたときにふっと、もしかしたらちょっと持ち上げられるかも、と思いました。

よっこいしょ、と左ひざとたて、

よっこいしょ、右ひざをたて、

うーん!とふんばると、立てました!!

 

「わ~高い!」と喜ぶ息子より

よっしゃ~!肩車できた~!!と喜ぶ母。

 

何事もできないと思い込まないで、やってみようと思ってやるとできるな、と改めて息子から教えてもらいました。

 

今度、保育園に息子を迎えに行ったら、Tくんのパパのようにひょいっ!とはいかないですが、う~ん、うーん、よっこいしょ!と、がんばって肩車をしようと思います。