皮が大事
アメーラって知ってますか?
フルーツ・トマトの銘柄です。
静岡産の。
私の両親は、山梨県の出身ですが、
静岡弁、山梨弁で
アメーラは、「甘いだろう?」
というようなニュアンスになります。
これがとってもおいしくて、
スライスして、塩を付けて、
毎日のように食べています。
トマトに含まれるリコピンが体にとても良い
ということはご存知かと思います。
トマトの赤い成分です。
トマトのリコピン、
ぶどうのポリフェノール、
お茶のカテキン
などの成分の総称をファイトケミカルといいます。
ファイトは「戦う」ではなく、
Phyto (フィトと読む場合もあります)=植物
に含まれるchemical = 化学物質
ということになります。
このファイトケミカル、近年、第7の栄養素ともいわれ、
大変注目されているんです。
植物って、動物と違って、移動ができませんよね。
動物は、外敵から身を守るため、移動する、という手段がありますが、
植物はその場にとどまるしかできない訳です。
その結果、植物は、特に皮などの外側の部分に
外敵から身を守る成分を自ら作り出すことができるのです。
ポリフェノールがブドウの皮の部分に含まれる、
というのはそのためですね。
外敵の中でも一番の難敵は太陽からの紫外線です。
もちろん植物は太陽光がなければ光合成もできませんが、
紫外線が同時に植物を酸化させ、干からびさせてしまうのです。
だから、植物の外側の部分には酸化から身を守る成分=ファイトケミカルがあるんです。
ファイトケミカルが植物の酸化を防ぐように、
私たち人間の体も酸化から守ってくれます。
他にも、免疫力を高めたり、代謝をアップさせたり、アレルギーを改善したり、と
私たちの健康に対して大変役立つことが次々にわかってきました。
しかし、ファイトケミカルは
植物を生で食べても摂れない場合が多いのです。
ファイトケミカルは細胞膜の中に入っている場合が多く、
そのまま食べても人の体内に吸収できないことが多いのです。
どうやって食べれば良いかというと、
熱を加えて、野菜スープにするんです。
そうやって、細胞膜を壊すことで、
取れる栄養素が多くあるんですね。
実は、ブロリコも究極のファイトケミカルだと考えています。
毎日の生活にぜひファイトケミカルを取り入れてみてください。
免疫活性や抗酸化につながりますよ。