社長、ベビーシッターになる

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先日、当社の役員から電話がありました。

 

「社長、ななみが微熱を出して、

保育園で預かってもらえないのですが、

打ち合わせの間だけ、ちょっと見てもらえませんか?」

 

私は子どもが好きなので、

何かあったらいくでも見るよ、と言っています。

ブロリコ・スタッフですが、8割は女性です。

そのうちほとんどが、小さいお子さんのお母さん。

 

あえて、そういう人たちをたくさん採用しています。

もちろん、女性に活躍してもらうことで、

社会貢献という意味合いもありますが、

会社にとっても、とってもメリットがあるのです。

 

小さいお子さんを持つお母さんって、

他ではなかなか仕事をする機会がありませんよね。

そういう人を採用すると、みんな会社に感謝して、一生懸命働いてくれるんです。

まさに、ウィン・ウィンですね。

 

最近マタハラ(マタニティ・ハラスメント)という言葉をよく聞きますが、

私の会社はマタハラとは無縁です。

マタハラって、制度の問題ではなく、

目に見えにくい、雰囲気の問題だと思うんです。

法律で決められていることですから、

今、産休や育休制度がない会社はありません。

 

でも、それを簡単に取れるかというと全く別の話だと思います。

先日も産休明けの幹部社員が挨拶に来て、

「来月から復帰しますので、よろしくお願いします。

でも、社長が私のこともう必要ないなら、私はいつでも辞めますので。」と。

 

もちろん、「何言ってるの」という話でしたが、

女性が1年近く職場を離れるというのは、

それくらい不安なことだと思うんです。

 

ここで上司が、「1年も間が空いちゃうとねー」みたいなことを言えば、

ほとんどの人は仕事に復帰することを躊躇すると思います。

 

こういうマタハラとして摘発されることもないような行為で、

仕事を辞めざるを得ない人はいっぱいいると思います。

 

私たちはこういうのとは無縁であり続けたいと思います。

今度、会社を移転する際には、託児施設付きのオフィスにしたいと思っています。

 

昔のお米屋さんや酒屋さんのような商店みたいに、

両親が働いている後ろで子供が寝ている、というのが、理想だと思うんです。

 

子供が近くにいれば、親はもちろん安心ですし、

親の働く姿を見ることは、子供にとっても、とても意味があることだと思います。

 

私たちの会社は10年以上前から、横浜ランドマークタワー内で、

英語で保育するプリスクールを運営しています。

 

子供を型にはめるのではなく、

本当の意味での主体性を育てる教育です。

 

いくら会社の託児施設を作っても、

わざわざ満員電車で子供を会社まで連れて来ようとは思ってもらえません。

 

でも、うちが運営するプリスクールは、

遠くからも子供を連れてくる人がたくさんいて、

いつもウェイティング・リストができる人気校です。

 

これなら、スタッフもみんな子供を預けたいと思ってくれると思います。

そんな環境を早く作っていきたいです。