祖母の想い出

 

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先日、107歳で大往生した祖母の3回忌がありました。

 

105歳を過ぎたくらいから、
うちのおばあちゃんは死なないんじゃいか、
って本当に思っていました。

 

亡くなる直前まで、
肌つやもよく、体もかなりふくよかでした。

 

太り過ぎは体に悪い、と良く言いますが、
うちの祖母を見る限り、
それは人による、ということでしょう。

 

小さい頃、祖母から、
「おばあちゃん、昔は相撲取りだったんだよ」
と言われて、本気で信じていました(笑)。

 

祖母は山梨県の南アルプス市に
叔父家族と一緒に住んでいました。

僕は田舎が大好きで、小学校の時は、
夏休みの大半を祖母の家で過ごしていました。

 

祖母が畑から取ってくる桃を
縁側で1日に何個も食べていたのを、
懐かしく思い出します。

 

とても明るく朗らかな人で、
祖母との嫌な想い出は一つもありません。

先ほどの、「相撲取り」の話もそうですが、
いつも周りのみんなに冗談を言って、
楽しそうに笑っていました。

 

とにかく「おおらか」を体現したような人でした。

かなり太り気味、
野菜より肉が大好き、
血圧高くても、病院行かない、

と決して健康に気を使っていた感じではありませんが、
やっぱりおおらかでいつも明るく笑っていたことが
長寿の秘訣だと思います。

 

当社顧問で免疫学の世界的な権威の
奥村康先生も良く言っています。

 

「いい加減で楽観的な人ほど長生き。」

 

そういう奥村先生も
世界的な学者なので、いい加減とは言いませんが、
楽観的で、朗らかで、
一緒にいて本当に楽しい方です。

 

まじめで、周りの人に気を使いすぎる「いい人」は
がんなどに罹りやすく、短命だということです。

 

フィンランドの研究では、
健康管理をしっかりさせたグループの方が、
何の制限も設けず、自由に生活してもらったグループより、
短命だったといいます。

 

定期的に健康診断を義務づけ、
飲酒、たばこ、砂糖などの摂取を控えさせ、
運動もしっかりした人たちの方が、
その後の観察期間で死亡した人数が多かったというのです。

 

ちょっとびっくりする結果ですね。

良い意味で、いい加減に、楽観的に、
笑って暮らしたいですね。