主人のいない家

私の父は山梨県韮崎市の出身です。

 

私は子どもの頃から、

この「いなか」に行くのが大好きでした。

 

中学生くらいになって、

自分で行動できるようになると、

しょっちゅう一人で電車に乗って行っていました。

 

叔父がこの家を継いでいたのですが、

私が行くと、叔父はいないのに、

近所の人が勝手に上がって、

お酒を飲んでたりするんです。

 

貞親(さだちか)さん、今出かけてるよっ、て(笑)。

 

ちなみにこの貞親さん、競艇の選手で、

私も中学生くらいまで競艇の選手になるのが夢でした。

 

つまり、憧れの叔父さんだったんですね。

 

私は叔父の家のそういう雰囲気が大好きで、

いつか人が気兼ねなく集まれる家を作りたいと思っていました。

 

さすがに東京の家を開けっ放しにして、

人を呼ぶことはできませんが、

何年か前に神奈川県の横須賀市にビーチハウスを持つことができました。

 

ここにはいろいろな人が遊びに来て、

目の前の海に入って、

水着のままソファでお酒を飲んだり、

ご飯を食べたりしています。

 

友達が友達を連れて来たりするので、

私も誰が来ているのか把握できてないことも良くあります(笑)。

 

ご近所の人たちとも仲良しで、

今では、ノックも無く入ってきて、

気が付いたら、隣で飲んでるなんてことも(笑)。

 

ここに集った人同士で仕事の取引が始まるなんていうことも

日常茶飯事です。

 

中にはここで知り合って、お付き合いして、

結婚したカップルもいるんですよ。

 

今では3人の子宝に恵まれ、つい最近も遊びにきてくれました。

私の家がきっかけで、天使が3人誕生してくれるなんて!

本当にうれしい限りです。

 

何年か前の夏休みには、子どもたちも連れて、

ここに1か月間「移住」したこともありました。

 

その夏は、毎日毎日、海で泳ぎまくり、

これでもか、っていうくらいに日焼けしました。

 

私もカニ取りや、クワガタ取り、プール遊びに随分付き合わされました。

 

そういう想い出がいっぱい詰まっています。

 

最近は忙しくてなかなか行けませんが、

週末の楽しみです。

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